07(幼馴染)
文化祭当日。
ユキ達のクラスは喫茶店ということもあって、朝から忙しかった。
料理などは当日用意しなければならない。
まぁユキはウエイトレスなので大したことはしないのだが。
「ユキ」
「何、馬鹿」
「呼び名馬鹿はやめてほしー」
振り返ると、ルイトがウエイター姿で立っていた。
白いワイシャツに茶のエプロン、黒のズボン。
元々顔はイケメンなルイトだし。
認めたくないぐらい似合う!
対して私は青系ストライプのブラウスに赤のリボン、同じく赤のスカートの上に白いフリルエプロン。
私から見ても、可愛い服だ。
似合うかは別で。
「料理の方、大体できたよー委員長」
「ありがと!もうすぐスタートだからっ」
もう始まるのかぁ。
―――只今より、文化祭スタートです
人気クラスグランプリ目指して頑張ってください。
はじまるからには、
楽しまなきゃ、
勝たなきゃ。
生憎勝負事は勝たなければ気が済まない。
「ルイト、頑張るよ」
スタートっ!
(気合い入ってんね、ユキ)
(そーよ、悪い?)
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はじまりでっす[ 13/33 ] [*prev] [next#]
[mokuji]
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