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きら、きら、きら、きら。
とても綺麗な、宝石たち。
お母さんは、これは宝石とは違うのよっていうけど、きらきらしてて綺麗なのだから、これはきっと宝石なのだと思う。
お母さんが言っていた。
私たちは、これを守るために生きてるのよって。
まだ、本当の持ち主は現れないけれど、これを正しく使ってくれる人たちが現れるまで、これを守るのが、母さんたちの役目なの。
ふぅんとうなずいてはみたけれど、よく分からない。
けど、宝石が本当の持ち主を探してるってのは、なんとなくわかった。
だって、宝石たちはないているみたいだったから。
きら、きら、きら、きら。
今日もまた、二十一個の星が瞬く。やっと持ち主を見つけた、十四個。
その中の七個を持って、私は持ち主になる人のもとへと向かった。
後の七個は、お母さんと一緒に昨日わたしにいった。たしか、ジッリョネロファミリーというところ。
ボスの人は、とても綺麗な目をして、左ほほに綺麗な模様があった。
私を見ると、少し顔をゆがめて、頑張ってと言ってくれた。
その時は、何のことかよく分からなかったけど、きっと、このお使いのことを言っていたんだと思う。
まだ、四歳になったばかりだけど、ラピスは、強いから大丈夫。
きっと、ボンゴレってファミリーの所にちゃんと届けてるよ!
キラキラの宝石も、やっと持ち主が見つかって、すごく嬉しそうだもの!
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注意!
これから始まる初代は完璧なる捏造です。それを踏まえたうえでお楽しみください
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