―――――
朝、目覚めると、思うことがある。
あぁ、まだ生きている
己で選んだ修羅の道。後悔などある訳がない。
だが、無性に安らぎを求めたくなる時がある。
人の温もり。
心から信じられる仲間。
温かな家族。
どれも、私が持ちえないもので。
どれも、私が長い間切望してきたもの。
手に入れられるのだろうか。
手に入れられないのならば。
早く、この命に終わりが来ないのかと、願ってしまう自分がいる。
[ 34/64 ]
[
前
] [
次
]
[
mokuji
]
back
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -