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というわけで、委員長を半ば引きずってイタリア観光へ繰り出した私。
イタリアの街並みだよ!イタリアンだね!!
決して説明できない訳じゃないよ!!
「という訳で委員長なんか食べましょ」
「………何が食べたいの?」
「ピッツァ!!」
「朝からよくそんなもの食べる気になれるね」
「朝も昼も関係なしに試練はやってくるものなのだよ!」
ありゃ、委員長に何こいつみたいな目で見られてる。あ、いつもか。
まぁ、そんな視線にめげてちゃ委員長とは付き合ってられないしね!!
この人はゴーイングマイウェイだから、こっちもマイペースでやっていかないとだめだぜ!!
「という訳で、ピッザ屋〜〜ピッザ屋〜〜〜!!」
「うるさい」
「……ピッツァ!ピッツァ!」
「誰が発音変えろって言った」
冷たい!!冷たいよ、この人!!
酷いわっ!!と泣きまねをしてみれば、ふと視界の端に映るピザ屋さん。キャッッフウウイ!!
ダダダダダダダッッとピザ屋さんにかけていく私。
それを呆れ顔で見る委員長。めげない!!めげないよ私は!!
…
…
…
…
「委員長、イタリア語わかんない」
「馬鹿」
買えない!買えないよ!!
ピザ屋さんのおじさんにものっそい笑顔で話しかけられたんだけど、何言ってるのか分からないの!!
ハッハッハ!って笑ってたのは分かった!それだけ!!
…
…
…
何とか委員長にピザを買ってもらった。
英語で話してた委員長!その手があったか!!
………いや、英語話せないけども。
「うまうま」
もっしゃもっしゃとピザを食べながら歩いていると、ドンと誰かにぶつかった。
「むぎゃ!!」
いってぇなこの野郎!!っとぶつかった相手を見て見るとものっそい怒ってた。
いやね、怒るなよ。そんなにおこんなって。
「おい、お前。王子にぶつかってくるなんていい度胸してんじゃん」
「へ?」
「あ?」
「あの時の、前髪自称王子!!!」
「あり?エース君じゃん」
「うるさい」
「ししし、何でこんなとこにいるわけ?」
「君には関係ないでしょ」
「ちょ、無視!?ミーのことは無視ですか!!?」
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