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…………。
………………。
「何で無言?」
「うるはいほふは!!ふっへるんらからひゃまふるな!!」
「何言ってるのかわからないから!」
「んぐぐぐ。ごくん。うるさいぞツナ!食ってるんだから邪魔するな!!」
「いや、一言一句再現しろとはだれも言ってないから!!」
さてさて、皆さま。最初っから騒がしくてすまないね。あれ、なんか村長のおじいちゃん見たくなった。やだなこれ。やーめよ
おっほん。
さぁ!よってらっしゃい見てらっしゃい!最初から騒がしいけど気にせず見て行っておくれ!
何か違う?気にしちゃ負けだぜ!
「ってあれ?雲雀さんは?」
「委員長は人ごみに耐えられなくなって先に部屋に戻った。後で食い物もって来いって言われた」
「あぁ、相変わらず」
本当に付き合いの悪い委員長だよなー。
こんなんじゃ将来どうなるか分からないよなー。
「というわけで、私は委員長に食べ物を届けに行く前に食うだけ食っとかないといけないので話しかけないでおくれ」
「こっちも相変わらず」
何で呆れ顔!
何で呆れ顔!
大事なことだから三回くらい言っとかなきゃいけないかな!?何で呆れ顔!!
「楓、うるさい」
「お前まで人の心に不法侵入するようになったんだ!お母さん見損なったぞ!!」
「誰がお母さんだ」
冷たい。最近ツナさん冷たい!!
もういいよ!食うだけ食ったしな!
委員長のとこいくし!!
「貴様ぁああああ!人に飯を運ばせておいて呑気に昼寝をしているとは何事だぁああああああ!!」
ガァン!!!!!
「いだああああああああああ!!!」
委員長がいるという部屋の扉を開けて、部屋に入る。真っ先に目に入ってきたのはぐーすかと眠りこけている委員長。そこで私の怒りの沸点は限界突破したのであります。
んで、勢い余って叫んじまったと。
んで、委員長の鉄拳が飛んできたと。
※注意※ 近くにあったティッシュケースをものすごい勢いで投げつけられた。痛かった。
「何投げるんですか委員長!せっかく人がご飯持って来たっていうのに!!」
「うるさい。静かに持ってくればいいんでしょ」
「何ですかその無茶ぶりは!足音一つたてるなとそういいたいんですか!?」
「うん」
「あっさりうなずくなぁああああ!!」
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