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「委員長、晴れて二人は天をも認める友達になったわけだしその記念に今日は委員会無しに「ならないから」


そっこーで否定された。なんだよ!あれか!?敬語はやめるけど権力構図っていうか力の差は変わらないってか!?んな理不尽な!!


「仕事したら終ったら帰ってもいいから」

「いや、それ優しいこと言ってるつもりなのかわかんないけど全然そんなことないからね?ありえない量の仕事を押し付けてるのは君だからね?」

「さっさと始末書書きなよ」

「これお前が壊した校舎ぁああああ!!」

「悪いけど僕はこの学校を傷つけるようなへまはしないよ」

「いや、壊してますから。結構壊してますから」


だってよ!リボーン君から聞いた話だとよ!リング争奪戦の時校舎ボロンボロンだったらしいじゃん!?いや、幻覚かかってたらしくて気づかなかったけども。

リング争奪戦参加してないけども。

リング争奪戦中にヴァリアーが住んでたアジト的なところに迷い込んで騒ぐだけ騒いで帰ったりとかしたけども(よく死ななかったなと自分をほめてあげたい。あとで暗殺部隊だったって知ってビビった。てっきりコスプレしてる人たちだと思った)


「楓仕事して」

「へいへい。やりますよーーー!あ、委員長手紙きてるよ手紙」


何で学校に委員長あての手紙が来るんだよとかそういうんは気にしちゃダメだよ!デリケートゾーンだから触れたらだめだよ!!


「何々〜差出人は…」

「何?誰?」

「え、なんすか私に読めと?」


分かりましたよ。読めばいんだろ読めば


「えっと、え〜〜っと読めん。暗号だこれは。委員長頑張って解読して」

「は?意味の分からないこと言わないでよ。……これ英語だけど」

「エイゴ?ナニソレカエデヨクワカラナイヨ!」

「………」

「うぉおおおごめんなさい!だからやめて!んな怖い顔で睨まないで!!」

「はぁ…」


んでもって、委員長が呼んでくれた英語の手紙にはこう書いてありました(別に読めなかったわけではない。というか委員長本当に勉強できたんだな。さすが留年してるだけのことはある)


―――――――――――――――――――

よう恭弥!元気にしてるか!(この時点で委員長が手紙を引き裂かんとしていたので全力で阻止した)


悪いが日本語を書くのはどうも苦手でな。英語で勘弁してくれ(イタリア語じゃない辺り紳士だ。ちゃんと委員長がイタリア語読めないことが分かってる)


まぁ、お前ならイタリア語も読めるかもしれないけどな(マジで!?委員長イタリア語読めるの!?)


時間もないから用件だけ伝えるぜ。近いうちに日本に行こうと思う

なんでわざわざ手紙を出したかっていうとな、気分だ!!

じゃあな!


ディーノ


―――――――――――――――――――



「ディーノさん相変わらず紳士!マフィアが一般の学校に手紙送るとか常識ないことしてんじゃねーよとか思うけど紳士!!」

「…………」

「ちょぉおお!なに無言で切り裂いてるんですか!つーかそのカッターナイフ何処から出したの!?」


とりあえず、ディーノさんが来るそうです



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