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「んで、不知火。あんた結局何なのよ」

「え、オレの存在全否定!?」

「こーく〜〜ん!!姉御に逆らったら死ぬぞ〜〜」

「楓ちゃん、不知火君と付き合うの?付き合合わないの?」


いやいやいやいや、笑顔が怖いですぜ京子さん。

ブラックオーラまとってやすぜ。


「え、付き合うってどこに?ゲーセン?」

「ゲーセン行くの!?いま金欠だから無理だよ!?」

「そんくらい、オレが奢って……やれねぇわ。所持金二百円だどうしよう」

「あんたらの頭がどうしようよ!!!」


姉御、この人面白いんです。なんか、同じにおいがするんです。類は友を呼ぶってやつですかね?


「いや待てよ。二百円て結構いろんなことできるぞ。うまうま棒買ったり」

「チョコも結構買えますぜ旦那!!」

「よっしゃ!こうなったら庶民の味方!スーパーの駄菓子コーナーに突撃だ!!」

「遠足のおやつがちょっと残念になったくらいのお菓子は買えるよね!!」


ダッシュゥウウウウウウウウウウウ!!

という訳で、駄菓子を探して三千里。嘘、サーセン。


「…まったく」

「もうもどろっか?」


花&京子はあきれて、帰ろう鞄を肩にかける。そのために気付かなかったのだ。この様子をもう一人見ていた者がいたということに。


「ま、マジかよ!!」


あ、ちなみにこの子明君です。



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赤羽楓

並盛中学風紀委員。役職、委員長補佐っていうとかっこいいけどただの雑用係。

生徒の間では「鬼魔人」「鬼神」「ロストサムライ」「兄貴」などと呼ばれている。

アホの子だが、運動神経はいい。


「え、ちょっと待って!仇名初めて聞いたんだけど!!しかも、ロストサムライて何!?」


いや、だから失われたサムライみたいな。


「ラストサムライとかじゃなく?」


そんなたいそうな仇名がお前につくわきゃねぇだろうが


「それと兄貴ってなんだよ!」


よっ!男の中の男!!


「嬉しくねェええええ!!」



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