48.5
=草壁お母さんにテストを見せてみる=
「楓さん、これはどういうことですか」
「え、テストですが…」
「それくらい分かります。俺が言っているのはこの点数の事です」
「え、や…それはその……ねぇ?」
「誤魔化さないで下さい。さすがにこの点数は見逃せません」
「見逃してくださいよ!!いつもみたいな寛大な心で!!大丈夫です!草壁さんならこれくらいのことさらっと受け流せるはずです!」
「何も大丈夫じゃありません。現実を見て下さい。こんなんでどうするんですか。将来」
「草壁さんが先生と同じこというぅうううう!!!」
=MYマザーにテストを見せてみる=
「楓、これはどういうこと?」
「実はね、この時宇宙と交信してたからテストのことまで頭が回らなかったんだ」
「そ、じゃあ次のテストは何点取れるのかしら?」
「頑張れば十点くらいとれると思うな!」
「………ふふ」
「え、ちょ、ママン!?怖いよ!笑顔が怖いよ!ああああ!それ私の味噌スープ!!なぜに唐辛子!ちょ、わさびまで投入しないで!!」
=MY兄貴(阿呆)にテストを見せてみる=
「はぁあああ!お前すごいな!!これなんて五番じゃないか!!!」
「え、あ、うん(学年順位か何かと勘違いしてやがるのかこいつ?)」
「ちょっと待て!楓だめだぞ!?東京とかの難しい高校受験しちゃだめだぞ!?あんなところ言ったら楓がメガネかけることになっちゃうからな!!」
「何言ってんのこの人」
「あ、でもやっぱ眼鏡の楓も見てみたい気も……だけど離れるのは……」
「死ね兄貴」
=MY兄貴(眼鏡)に見せた場合=
「………大丈夫か?」
「いや、そんな本当に心配そうな顔されると対応に困る」
「大丈夫だ安心しろ。俺が勉強教えてやるから」
「お前のは勉強教えるっていわねーよ。普通の人間が宇宙語理解できるはずねーだろコノヤロー」
「む、あれは実際に昔アメリカ大陸の合ったあたりにあったかもしれない国で使われてたらいいなーと思っている言語でだな」
「ふざけるなよ貴様。てっきり宇宙語かと思ってたじゃねぇか。ただのお前の創作家よ」
えんど………
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