44.5
〜ヒロイン帰宅後〜
※会話文だけです
「ただいま〜〜」
「楓〜〜〜!!今何時だと思ってるの!!お兄ちゃんは夜遊びを平気でするような子に育てた覚えはありません!!彼氏か!?不良の彼氏でもできたのか!?」
「うるさい黙れ」
「お兄ちゃんに向かってそんな口きくんじゃありません!!」
「もう読者に忘れ去られてるキャラがヒロインに口答えするんじゃありません」
「りゅうちゃん〜〜!!楓が発狂期〜〜〜!!!」
「は?何を言っている貴様。ついに頭がいかれたか。発狂期ってなんだ発狂期って」
「りゅう兄はツッコミの時とぼけるときのテンションの差が半端ないよね」
「ん?楓、お前その格好どうした?そんな格好しても幕末には行けんぞ?」
「誰が幕末にトリップしようと目論んでますか!!てか何で今までつっこまなかったんだよ!!」
「うぉおおおおお!!なんだその格好は!?可愛い!かわいいぞ楓!!」
「うるさいよ変斗」
「ちょっと待って!それが名前みたいに言うのやめて!マイネームイズ蓮斗!!OK?」
「OK、OK。ママ〜〜ン!!飯〜〜〜!!」
「楓!?なんかちょっと悲しいよ!!そんなにお兄ちゃんが嫌い!?」
「なんかもうめんどくさいなって」
「酷い!!」
「楓、馬鹿やってないで着替えてきたらどうだ。蓮斗の馬鹿がうるさくてかなわん」
「わかった」
「着替えちゃうのぉおおおおお!?」
「だぁあ!!うるさい!服を掴むな!!」
「楓〜〜!ご飯いらないの〜〜燃やすわよ〜〜〜」
「すぐに行きますお母様!!」
「おぉ!母さんナイス!!」
ダダダダ←みんなで台所へ
「あら?楓、その格好どうしたの?そんな格好したってお年玉はまだやらないわよ」
「別にそんなこと思ってないから!!何か私が痛い子みたいになるからやめて!!」
「ほら、ご飯」
「あ、ありがとーーって、何これ!?」
「今日のご飯は一昔前のアメリカの貧乏家族、クリスマスのちょっとした贅沢をコンセプトに作ってみたのよ」
「いや何そのわけのわからないコンセプ…素晴らしいっすね!!」
「あ、オレ部屋にあるチョコくってこよ」
「殺すぞくそ兄貴ぃいいいいい!!」
えんど...
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