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えー皆さんこんにちは。楓です。只今、黒曜ランド前でございます!


あ、ツナ達は多分まだ来てないですよ。だってアホだもん。




「何か言ったか?」



「あら、山本さん」




かるぅ〜くブラックオーラを醸し出しながらいつの間にか背後に立っていた山本さん。怖いっす。地味に怖いっす!自分、耐えられないっす!




「ここにいるのか?」



「うん、完璧にスルーされたね」



「オレ、一応読心術は使えないことになってるから、いくらお前が心の中で○○っす!とか変なこと言ってても何も言ってやれないのな」



「うん、事細かにわかってるね。読心術使えまくってるね」




怖いよ〜〜ママ〜〜つか、ツナたちはどこだよ。仲間置いてくるなよ山本。

そういってみると、山本は笑顔を崩さずにこう言い放った。



「置いてきたのな」



「え、嘘。ちょ、待って。状況が把握できない」





さらっと言ってのけられた言葉の裏に何か恐ろしいものを本能的に感じ取りました。この人危険です。

そんなことを考えて、私の脳みそが叩き出した答えは…




「野球馬鹿―――!テメェ何しやがる!!」




「遮んじゃねぇよタコ!!!」




物見事に格好つけようとしてた台詞を遮られたので、イラっときました。盛大にイラッと来たので、走ってきた獄寺君の頭をとりあえず、手持ちの国語辞典で殴っておいた。


私は、白亜紀なのでいつも辞書やら辞典やらを持ち歩いているのだよハッハッハッ!





「楓、それ多分博識って言いたいのかな?」





少し遅れてやってきたのにもかかわらず息一つ乱していないツナさんに半ば恐怖を抱きつつも、いきなりツッコミを入れられたことにやっぱり恐怖する。



私は、ツナと山本と出会って学んだんだ。



優しい人は仲良くなったら怖くなる。




これ名言だよ。きっとね、ずっと先の未来の教科書とかに乗ることになると思うよ。うん。みんなも覚えといたほうがいい!絶対!


これ覚えとけば人生の大体はなんとかなるから!うん、嘘!信じないでね!責任はとならいよ!





「でさ、なんで獄寺たちは山本より遅くきたの?足遅いよ」




「馬鹿かお前は!!十代目の前を走るなんてことできわけねぇだろ!!」



「獄寺さん獄寺さん、自分がツナのことけなしてるってことに気付いた方がいい」






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