にこり、とまた無邪気に笑う優佳。
『それに要くんに祐希くんも』
「あ、優佳か。久しぶりだな」
「優佳久しぶりー」
「「?」」
?マークが浮かぶ悠太と春。
春が疑問を訪ねる。
「清水さん、祐希達とお知りあいなんですか?」
『うん。要と祐希とは去年一緒のクラスだったから』
「そうだったんですねー。
あ、清水さんもお弁当ですか?」
優佳が持っているパンを見て言う。
『うん。天気いいから今日はここにしよっかなって。
松岡くんのお弁当美味しそうだね〜』
千鶴はそんな優佳を見て、ちょんちょんと祐希の肩を叩く。
「何?」
ヒソヒソ話モードON。
《だっ、誰?!このかわいい子はぁぁ!》
《おんなじクラスの清水さん》
《こんなかわいい知り合いいんなら先に紹介しろよゆうたん!》
《いや、今日話ししたばかりだし》
千鶴は最後まで悠太の話しを聞かず、優佳の手を取る。
「俺、4組の橘千鶴っす!どうっすか清水ちゃん。
今日、俺らと一緒にランチは」
「ランチというか弁当だろ…」
「ここはランチの方がかっこいいじゃん!」
きょとんとなる優佳。
でも千鶴と要の会話を聞いてふふ、と笑い
『みんなの邪魔にならないなら』
「ありがとうございまっす!」
(((茉咲はどこいったんだか)))
まぁ冗談でやってるんだろう、と思いつつも呆れる春と千鶴を除く3人。
『えっと、じゃあ、お邪魔さしてもらいます』
優佳も地面に座り、6人でのお弁当になった。
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