good morning
いつもどおりの朝
窓の外をぼーっと見ていると
『あ、浅羽くんっ』
横から、清水さんに話かけられた。
「あ、おはよう」
『おはよう。・・・あの、ね』
清水さんは一回黙ってから
『今日、屋上に放課後来てくれない、かな』
すごく緊張した顔でそう言った。
「いいけど、急にどうしたの?」
『・・・ちょっと、ね』
「そう」
話終わると、清水さんは安心したように席につく。
なんの用なんだろうか。
結局、放課後になるまでその日は清水さんと口を聞かなかった。
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