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 彼はもう寝ていると思っていた。

「あいしてるよ」

 ベッドに入るやいなや、頬骨の上にキスをされた。唐突な愛の告白に怪訝な顔をすれば、今度は口の横に。

「世界で一番」
「…聞いてない」

 わざわざ報告しなくとも、そんなことは知っているというのに。


よくもそんな恥ずかしい台詞を





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