「シズちゃん。おいで」

仕事が一段落したのか臨也はふんわりと笑顔を浮かべてテレビを見ている俺を手招きする。テレビでは有名な芸能人が愛人とどーたらこーたらしていた、なんてつまらないニュースをやっていたから断る理由もなく俺は素直にソファーに座っている臨也の隣に座る。

「ふふ、今日のシズちゃんは素直だねぇ」
「…素直で悪りぃかよ」
「いやいや、全然。むしろ毎日こうであって欲しいくらいだよ」

幸せそうにゆっくりと目を細めて笑う姿にすこしだけどきりと胸が高鳴る気がした。

「あーもう、今日は仕事やりたくないや」
「やれよ、ちゃんと。波江さんが怒るだろーが」
「……そうなんだよねぇ。それに、四木の旦那も待ってるみたいだし、」

あと一頑張りしようかな。シズちゃんありがとう。だなんて言われて額にキスなんてされたら俺はまたつまらないニュースを見て臨也の仕事が終わるまで待たなくてはいけなくなった。なにドラマみたいな気障なことをするんだか、ノミ蟲の分際で。ソファーから立ち上がり大きく伸びをしてる臨也に俺は静かに行動を起こした。

「おい、ノミ蟲」
「え、なにシズちゃ……っ」

幸い俺の方が身長が高い為やりやすかったし、臨也の表情が見やすかった。いつものポーカーフェースなんてどこにいったのか、みるみる顔を朱色に染まる臨也の耳元で俺は囁いた。

「仕事、頑張れ」
「………全力で頑張ります」

だから、シズちゃん。後で抱かせて。顔を赤く染めたまま小さく呟いた臨也に俺はすこしだけ笑った。











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大変長らくお待たせしました…ッ!!!!!!リクエスト捺様に捧げます…!うああああ、こ、れは甘い…のか…?!臨静のような…静臨…いや、気持ちは臨静!です!!リクエストありがとうございました!
捺様のみ返品受け付けます^^






Title by 確かに恋だった

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