熱いとおもったら最後
やさしいしがらみこんにちは
魔法はまだかけないで
憐憫なあなたに祝福を
最後の砦は砕けてしまった
その瞳は翳りを知らない
エンドロール終わらないで
微笑みがあらわす哀憐
少年Aの回顧録
思い通りは征服できない
曖昧な戸惑いを侵食するのは
心臓の発熱する音を聞いた
逃げた先が宇宙でも
不幸は認めてかぶるもの
そして夜明けがやってくる
何回おもえば気が済むの
少しの安心とひとつの気持ち
たしかにきこえたその言葉
理由探しはあとでいい
じわりじわりと来たものは
気にしない気にならない
猛毒をポケットにいれて
手放せない可能性
プリンセスには程遠い
優しい檻にふたりぼっち
またひとつ色づいた
ほんの少しのしかえし
あなたの変化を待っている
新しさにひたる午後
馬鹿だと笑ってくれて結構
その視線で火傷寸前
呼ぶ声はかなしい
触れあうことに意味がある
あなたの言葉がなにかをくれた
赤い翼をもつ少女
わたしだけの特等席
飽くことはないのだろうね
その目を教えたのは誰だ
言葉に潜むナイフだ
嘘つきによろしく
いい子とわるい子の真ん中で
あなただけが笑ってくれた
うつむく時間があるのなら
やさしく秘めたこわいこと
ささやかな永遠
恋の鳥は不在のまま
誰が為に君は聞く
ふたりのしあわせな庭
馬鹿みたいだねと笑う
贅沢のむこう側
ラブとライクの平行線
負けるな危険
きらきらと色めきかがやく
君は微熱に気がつかない
青春はまってくれない
月にだって手が届く
誘惑を待ちつづけた人
いずれ去るあなた
どうせ無駄吠え
いつかは醒める嘘だとしても
きっかけはひとつで良いの
ごまかしは苦手なんだよ
かわいい距離感
きみがいればそれでいい
たった四文字のかんけい
子供のようにたわむれて
翻弄されてみませんか
想いを残して消えるのは
あと少しだけ望んで
どうか鼓動はばれないで
消えない噛み跡
笑顔をこの眼に焼きつけた
たわむれに泳ぐ
甘い甘いやさしい期待
あなたのための独占欲
ぼくばかりが泣いている
純粋無垢なままでいて
私どうして此処にいるの
真綿で首を絞めるように

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