友達を意識し始める宮地

夢主と宮地は高校1年生の時からの仲で気の合う友達同士。お互い友達としか思っていないけど本当に仲が良くて学年でも有名になっている。

「宮地肩もんで、肩こった」
「あ? なんで俺がんなこと、」
「昨日ポテチ買ったら、偶然にもみゆみゆのシークレットレアプロマイド当たったんだよねえ」
「肩だけでいいのか?」
「ちょろっ」

こんな感じでお互い超仲良し。
ところがある日宮地に彼女ができる。でも夢主は宮地のことを友達と思っているので祝福してアドバイスを送ったりする。一方宮地は付き合っている女の子をどうしても夢主と比べてしまいついには、あれ? 俺あいつのこと好きなんじゃね? と思いはじめて別れる。
そこからなんとかアタックしようとする宮地と、宮地は友達と思っているのでなかなかそのアタックに気づかない夢主。

「えー、宮地別れちゃったの。あの子可愛かったのにもったいない」
「あ? …おう」
「宮地はイケメンだから女の子の理想も高いんですねえ。敵だわ」
「ちげーよ低いわ」
「嘘つけ」
「こうやって、だらだら話せる奴で俺は充分なんだよ」
「へぇー」
「見た目なんて関係ねえし」
「ほぉー」
「話聞けやコラ」
「聞いてるよ聞いてる」
「…聞いてんなら気づくだろ」
「ん? なにが?」
「チッ」

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