内心余裕のない氷室

女の子の扱い自体は慣れてるけど、初めての彼女に対して全く余裕のない氷室。でも表面上では余裕を取り繕っている。そんな内心ヘタレで照れ屋な氷室。ただし周りには全くバレていない。むしろおお〜氷室は相変わらず王子っぽいなって思われてる。
氷室本人もそう思われていることを自覚してるのでなんとかそのイメージを保とうと頑張ってるけどごくたまに彼女の前だけで崩れる。ただし彼女は気づかない。
天然な彼女のことが愛しすぎて内心大変なことになっているけど、王子様キャラを崩さないように頑張る氷室の話。

「辰也くん! 部活お疲れ様、よかったら一緒に帰らない?」
「! う、うん。もちろん」
「やったあ!」
「(可愛い…!) わざわざ待っていてくれたのかい?」
「うん! 辰也くんと一緒に帰りたくて」
「………」
「え、どうしたの辰也くん? 顔抑えちゃって。顔痛いの?」
「い、いや、なんでもないよ。さあ帰ろうか」
「うん。…ねえ、あのね、学校出たら…手つないでもいい?」
「!!!」
「あ! 迷惑だったら別にいいんだけど!」

こんな感じで振り回されていく。

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