透明遮断貴



思い出そうと頭を捻る必要も無い
何時も片隅に居て気分屋に僕を襲う
例えば仲間と笑い合ったその時に
眠ろうと目を瞑ったその時に

色がくすむ
世界と僕を隔てて透明な塔
足がすくむ
地上と僕を離して透明な波

口を開けて閉めて、飲み込んだ
昨日までは叫び声すら忘れていた
けれど今日は震えなくとも

迎えに来てくれる、君のあの詩が
声に出来ない幾つもの事
君が代わりに詩ってくれる







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