親愛なる私へ



今私に少し嫉妬したでしょう
あなたは不幸を気取りたがっている
でも生憎あなたには似合わない
泣くのは何時だって私の役目

そうでしょう?

こういう星の下に産まれたんだって
強がるのは寧ろ簡単で
慣れてしまえば恐ろしいくらいに
また傷付けることを繰り返せる

私の涙と懺悔に当てられて
自分を責めるふりはもう止めて
本当は憎む相手を欲しているはずよ
不幸に酔っているのは私かしら

そうでしょう?


言葉をナイフに代えて
傷付けた本当の相手は誰?
振り上げたその手で
傷付けた残る温もりは誰?

鏡に映るものが答えかもしれない

あなたも、そうでしょう?








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