温かい君と、
皮一枚で繋がった
首を縫合するように
キレイな言葉で蓋をして
現実は生埋めに
エゴを連ねて向き合ったふり
解決は後回しの他人任せ
意義を成さない音の連鎖が
息をしたのにも気付かないで
黒いそれが僕だと信じたくなくて
白い容器に詰めて投げ出した
けれど何時も僕の中を蠢いていて
君の言葉で卵が孵る
醜く萎れたそれはやはり真っ黒で
手が震えるほどに温かでした
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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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