少女Nの憫笑
忘れられずにいる儘なの
きっと終わりが無かったからだわ
早まり過ぎた私のせいかしら
臆病過ぎた私のせいね
荒い波が全てを飲み込む様に
深い底まで引き摺り込んでほしい
重たい身体をベッドの上で
一人持て余しているから
思い出にせず覚えていれば
あの日の君も君の言葉も
永遠になると信じていたけれど
どう足掻いてみても
なるほど記憶は記憶なのね
ゆっくりとsenseを失ってゆくの
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