赤葦を見るために早朝の電車に乗る
ガタン、と体が揺れる早朝の電車の中
私は少し離れた所で携帯を見るフリをしながら赤葦君を見つめていた
毎日朝と夜、バレー部の練習に合わせて赤葦君と同じ電車に乗り込む
友達にはストーカーと言われてしまったが、仕方ないじゃないか
クラスメイトでもない私が赤葦君と同じ空間にいれる唯一の時間なのだ
って言ったらまたストーカーと言われるんだろうな
容易に脳内再生できる友達の声で苦笑いしてしまう
「あれ?」
赤葦君に視線を戻すと、目を閉じて眠っていた
早朝だし眠かったのかな
そうだ、こっそり横に座っちゃおう
揺れてる電車の中だし起きないでしょ、と思いながら横に移動する
「うっわ...」
何これ、めちゃくちゃどきどきする....
心臓がいつもより早く動いていて息が苦しい
起こさないように静かに深呼吸して横を見る
「綺麗な横顔...」
あ、写真撮りたい...突然欲に飲み込まれて体に力が入る
だめ、かな...だめだよね...
でもこんなチャンス滅多にないし、楽しむの私だけだから!
心の中で言い訳しまくりながらカショ、と撮ってしまった
「ん...」
「っっ....!!」
即座に元居た席に戻る
あっっっっぶな!!!!
チラリと赤葦君を横目で見るとキョロキョロと周りを見て頭に「?」を浮かべている...ハズ...
私は少し離れた所で携帯を見るフリをしながら赤葦君を見つめていた
毎日朝と夜、バレー部の練習に合わせて赤葦君と同じ電車に乗り込む
友達にはストーカーと言われてしまったが、仕方ないじゃないか
クラスメイトでもない私が赤葦君と同じ空間にいれる唯一の時間なのだ
って言ったらまたストーカーと言われるんだろうな
容易に脳内再生できる友達の声で苦笑いしてしまう
「あれ?」
赤葦君に視線を戻すと、目を閉じて眠っていた
早朝だし眠かったのかな
そうだ、こっそり横に座っちゃおう
揺れてる電車の中だし起きないでしょ、と思いながら横に移動する
「うっわ...」
何これ、めちゃくちゃどきどきする....
心臓がいつもより早く動いていて息が苦しい
起こさないように静かに深呼吸して横を見る
「綺麗な横顔...」
あ、写真撮りたい...突然欲に飲み込まれて体に力が入る
だめ、かな...だめだよね...
でもこんなチャンス滅多にないし、楽しむの私だけだから!
心の中で言い訳しまくりながらカショ、と撮ってしまった
「ん...」
「っっ....!!」
即座に元居た席に戻る
あっっっっぶな!!!!
チラリと赤葦君を横目で見るとキョロキョロと周りを見て頭に「?」を浮かべている...ハズ...