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【楼】
楼／★エネコロロ♂
小さいサイズと大きいサイズ。
（×640）猫目。瞳孔は細め。
左目の下と唇にピアスが二つずつ。
髪飾りは編目が５つあり、赤（ピンク）の玉で止めてある。
首と前腕にいつも包帯を巻いている。
【メンバーに出会う前】
紅花家の跡取り息子として生まれたが、父親との関係が悪く反抗期に猛反発していたら、勘当されてしまい、仲間とつるんで悪さばかりしていた。そんなある日、仲間を庇って腕に大けがを負う。手の動作に問題がない程度だったが、傷口は痛々しいものであった為その日以降、楼は腕に包帯を巻いたり長袖の衣類を着用するなどして傷口が見えないようにするようになった。
ある日の事だった。仲間の中でも取り分け仲の良かった友達と楼は喧嘩した。頭に血が上っていた友達は楼の喉元にナイフを当てた。楼はそれに驚き、恐怖し、友達を突き飛ばして逃げようとした。だが、突き飛ばした拍子に友達は立てかけられていた木材にぶつかり、その下敷きになった。楼は慌てて友達を引きずり出したが、当たり所が悪かったせいもあり、既に息を引き取っていた。
父親の働き掛けで、友達は事故死であると処理され、楼は第一発見者として扱われお咎めなしに事実は隠されてしまった。しかし、楼の首には、罪を犯したことを示すかのように真新しい切り傷が出来ていた。それは、時間がたっても消えるどころか薄くなることもなく、残った。楼は治る事の無いその傷の上から自らの爪で掻き毟り、新たな傷を作るようになった。まるで、その傷を隠すかのように。
それからというもの、楼の首には必ず真っ白な包帯が巻かれている。
【メンバー入り後】
なんとなく家に居づらかったこともあり、蓮（レントラー♂）に誘われるがままにメンバー入りとなる。
メンバー入りを果たしてから、暫くしたある日、幽霊となった友達が、楼の前に現れた。友達は楼を恨み、成仏できずにいたのだった。傷が治らないのも、その恨みのせいだという。楼は必死に謝った。だが、友達は決して楼を許すことはなかった。
【現在】
今も友達は成仏できず、時々、楼の目の前に姿を現す。姿を現しては「楼ちゃんのせいで僕は死んだんだよ」と何か必ず楼を責める言葉を一言かけて消えている。
楼は、友達にどうしたら許してもらえるのか、精一杯模索しながら旅をしている。