洗ったハンカチを返そうとみょうじさんのいるコンビニに二日連続で行ったが、どうやらみょうじさんは休みだったようだ。明日には俺も寮へ帰るし今日渡せなかったらどうしようか。そんなことを考えながら、俺は今日もコンビニへ向かう。

「いらっしゃいま…あ!」

よかった。今日はみょうじさんがいた。

「あの、ハンカチ返しに…」
「わ、すいませんわざわざ。捨ててもよかったのに。」
「さすがにそれは…」
「いま上がるんで待っててもらっていいですか?」

予想外の展開だったが、別に嫌ではなかったので雑誌を立ち読みしてみょうじさんを待つことにした。しばらくしてお疲れ様でーすと可愛らしい声を響かせながらみょうじさんがでてくる。

「あの、この後暇ですか?」
「いえ、特に。」
「よかった!近くの公園に行きたいんですけど…」
「いいですよ。」
「やった!じゃあ行きましょう!」

本当に女子ってわからない。俺なんかと夜八時の公園で一体何がしたいというんだ。







*← →#

TOP




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -