第十二話

「未来さん！

エンマ大王とぬらりひょんさんの

ところへ！」

トウマが叫んだ。

「え？でも…」

「俺達があいつの気をそらすからさ！」

「心配でしょ？」

アキノリとナツメも笑う。

「…ありがとう」

未来は泣きそうになったが

必死に堪えた。

「憑依！幻魔・五右衛門！我に力を！」

トウマが五右衛門に憑依し

羅仙と戦い始めた。

「今だ！未来さん！」

アキノリが叫ぶと未来は走った。


「大王様！ぬらり！」

未来はクリスタルを見つけると

駆け寄り結晶を叩いた。

しかし中にいる二人は動かない。

「いや…いやだ…！」

遂に未来は涙を流す。

「大丈夫だ」

しかし背中から優しい声を聞いた。

そこにいたのは…


to be continued

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