ついイジメてみたくなる

「スナフキン、私って子供っぽいかな?」

「え?」

テントの前で片思いしている相手のスナフキンと

二人きりになったミクはそう聞いてみた。

「どうしたの、急に?」

「スナフキンいつもからかうから

そうなのかな?って思って…」

女性として私を見て!

そうミクは言いたかったが

それは言えなかった。

「違うよ。

子供だなんて思っていない。

一人の女性としてミクを見ているよ」

でもスナフキンは心を込めて

そう言った。

「え?」

「もう告白しちゃうね。

好きだよ、ミク」

スナフキンは愛情に満ちた顔をしていた。

「スナフキン…私も好き」

「ついイジメちゃうけど

それはミクがかわいいからだよ」

そう言ったスナフキンはミクの頭を撫でた。


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