それでも好き
「ミク…好きだよ」
風が少し吹く中
スナフキンは誰もいない森で
ミクに告白した。
「スナフキン…嬉しい。
でも私…
スナフキンに言えない秘密があって…」
「そんなのは関係ないよ」
スナフキンは一歩ミクに近づいて
キスできそうな距離になった。
「秘密があってもなくても
それでも僕は君が好きなんだ」
「スナフキン…」
「うなずいてくれるかな?」
言われた通りにうなずいたミクを
スナフキンは抱きしめた。
風が二人を包むように吹いていた。
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