頭を撫でて

ミクが海を見ながら一人で泣いていた。

そんな彼女をスナフキンは偶然見つけた。

「ミク?どうしたの?」

心配そうに声をかけるスナフキン。

「スナフキン…」

ミクは涙の訳を話した。

「そっか…僕に何かできるかな?」

「じゃあ、頭を撫でて」

ミクは気がついたらそう言っていた。

「いいよ」

スナフキンは優しくミクの頭を撫でた。

「ありがとう」

ミクは気持ちよさそうに目を閉じて

次に目を開けた時は涙は止まっていた。

「ミク、好きだよ」

「え?」

突然の告白にミクは驚いた。

「今分かった。

僕は君の一番近くで、君を支えたいんだ」

「スナフキン…ありがとう」

スナフキンはうなずいてから

ミクを抱きしめた。


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