眠れない
夜中、スナフキンは星空を見ていた。
「スナフキン…」
その時背後から声をかけられた。
スナフキンが驚いて振り返ると
恋人のミクがいた。
「ミク?どうして…」
「眠れなくて
スナフキンの顔が見たくて…」
そう言いながらミクは
スナフキンの隣にやって来た。
「隣、いい?」
「いいけど、こんな時間に出歩くなんて
いくらムーミン谷でも危ないよ」
「スナフキンも外にいるじゃない」
スナフキンの隣に座ってミクは笑った。
「僕は大丈夫だけど君は女の子だから…」
「大丈夫。すぐ帰るから」
そう言ってミクはスナフキンにキスをした。
「じゃあ帰りは僕が送るね」
「うん!ありがとう」
抱きあってミクはスナフキンの腕の中で
幸せそうに目を閉じた。
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