一緒に料理
「スナフキンと料理がしたいな」
ミクがそう言って今日の夕食は
二人で作ることになった。
メニューはキノコが入ったシチューだ。
二人でキノコを探して
テントの前で料理を始めた。
「なんかこの作業、楽しいかも」
そう言いながらミクは
キノコを裂いて鍋に入れた。
「こっちも終わったよ」
スナフキンは野菜を切り終えた。
「スナフキン、早いね!」
「そう?
毎日作っているからね」
スナフキンは野菜と水を入れて
あとは煮てルーを入れるだけだ。
「あまり役に立たなかったかも」
「そんなことはないよ。
キノコもたくさん見つけてくれたしね」
スナフキンはキスをしてから
たき火に火をつけた。
「また一緒に料理しようね」
鍋の中を混ぜながら
スナフキンが微笑んだ。
「うん、そうしたいな!」
「出来れば毎日…あ!」
スナフキンは言いかけて
途中で照れてやめた。
「スナフキン?」
「なんでもないよ」
笑って誤魔化したスナフキンだったが
(これだとプロポーズみたいじゃないか)
と思った。
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