ひまわり
夜、ジェイドのベッドの上で
未来とジェイドは座って抱き合った。
明日からジェイドは遠征だから
しばらく会えなくなる前に
愛し合っていたかった。
「未来…シャンプー変えましたか?」
「え?わかる?
ひまわりのシャンプーなんだ!」
ジェイドが小さな変化に気づいてくれて
未来は嬉しくて笑顔になる。
「いい香りです」
ジェイドはうなじにキスをした。
数日後。
ジェイドは遠征先の街の花屋の前で
足を止めた。
ひまわりの花が売っていたのだ。
(未来の髪と同じ香り…)
ジェイドはひまわりを買って
タルタロスの自分の部屋に飾った。
「未来と一緒にいるようですね」
ひまわりの香りをかぎながら
ジェイドは未来を想った。
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