皆既日食
「わあ!すごい!」
今日グランコクマでは皆既日食が見られる日。
恋人同士の未来とジェイドは
誰もいない秘密の場所で
二人仲良く日食を見ていた。
「もうすぐ全て欠けますね」
「うん!楽しみ」
未来はワクワクしながら
日食グラスを握りしめた。
「未来」
しかしジェイドはそんな未来を
背中から抱きしめた。
「ジェイド?!」
「皆既日食の瞬間は
悪い物がやって来ると言いますから
貴女を守っているのですよ」
ジェイドの声は優しかった。
「そっか…ありがと、ジェイド」
日食が終わると二人は自然とキスをした。
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