コイバナ
私は未来と幼馴染。
そして未来に密かに恋をしていた。
「でね、彼がね…」
だけど未来はそんな私の気持ちを知らない。
それどころか自分の恋の話を私にする。
「…」
それが辛くて私は黙ってしまう。
「ジェイド?」
不思議そうな未来の顔を見て
理性が崩れた私は未来を抱きしめた。
「え?」
私の腕の中で戸惑う未来を無視して
私は更に強く未来を抱きしめた。
「私の気も知らないで、貴女は…」
苦しそうな自分の声が憎かった。
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