首筋


私の名はジェイド・カーティス。

人は私を吸血鬼と呼ぶ。

今日も未来の血を求めて

夜彼女の部屋を訪ねた。

未来は私に血を差し出してくれて

好意に甘えて私は血を飲んでいた。

「未来…」

首筋にキスをして血を吸って

私は名前を呼んだ。

「ん?」

「血だけではなく貴女の全てが欲しい

と言ったらわがままでしょうか?」

「それって…」

戸惑う未来もかわいいなんて思ってしまった。

「貴女に恋をしてしまいました。

貴女が欲しいのです」

「いいよ」

未来は私に抱きついてキスをしてくれた。

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