ステイホーム


オールドラント全体で流行病がまわっている。

仕事もリモートワークになったジェイドと未来は

ジェイドの家で仕事をしたり

二人でゆっくり過ごしたりした。

「でもなんだか、これはこれで楽しいかも」

「そうですね」

仕事の合間にコーヒーを飲みながら

二人はそんな会話をした。

すると不意にジェイドは未来にキスをした。

「え?」

「こういうことだってできますからね。

悪くありません」

「まあ…確かに人前ではできないからね」

恥ずかしくなった未来はそう言うと

コーヒーを一口飲んだ。

「おや、できないことはありませんよ?」

しかしジェイドはしれっとそう言って

ますます未来の顔は赤くなった。

前のお話 次のお話

TOPへ戻る

しおりを挟む