故郷


タルタロスが故障し

ケテルブルクに間もなく着くと言う時

「ふう…」

「ジェイド?どうしたの?」

ため息をついた恋人に

未来は聞いた。

「ケテルブルクは私の故郷です」

「え?」

「ちょうどいいですから

妹のネフリーに貴女を紹介しますね」

そう言って笑ったジェイドは

いつものジェイドだった。


知事邸でいきさつを話したジェイドは最後に

「そしてこの人が未来。

私の最愛の人です!」

と言って未来の肩を抱いた。

ネフリーは驚いて

周りにいたルーク達は

冷やかしたり祝福したりした。

「ジェイド…ありがとう」

「本当の事ですよ」

見つめあう二人は誰が見てもお似合いだった。

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