また絶対に生きて会いましょう


キムラスカとの戦争が始まってしまった。

明日の朝、ジェイドも出発することになった。

その夜はジェイドのベッドで

未来とジェイドは過ごした。

「ジェイド…」

「未来、すみません」

不安そうな未来を

ジェイドは謝って

抱きしめることしかできない。

「ジェイドが軍人だって

知っていて好きになって

だから覚悟しなきゃいけないのに…」

「ええ…私が死ぬ可能性はあります」

なぜ私は未来を不安にさせることしか

言えないのだろう?とジェイドは思った。

「でも私信じているよ。

ジェイドは生きて帰ってくるって」

「そうですね」

いじらしい未来にジェイドはキスをした。

「また絶対に生きて会いましょう。

その時は…」

「え?」

「この後は帰ってきてからのお楽しみです」

ジェイドのポケットには

指輪が入っていたと未来が知ったのは

無事にジェイドが帰ってきた日だった。

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