義母


未来とジェイドは付き合ってもう一年になる。

「そろそろ結婚とか考えませんの?」

宿に泊まった時ナタリアがそう未来に聞いた。

「うーん…なんとなくは、ね」

「なんとなくって…」

「ちゃんと考えなくちゃダメじゃない?」

ティアは驚き

アニスは前のめりでそう未来に聞いた。

「特に大佐って

カーティス家に養子に行ったんでしょ?

ってことは未来が結婚したら

お義母さんが二人ってことじゃない?」

「あ、確かに…」

アニスの指摘に初めて未来は気づいた。

「その時は私が未来を守りますよ」

すると隣の部屋からジェイドの声が聞こえた。

「まあ、大佐!

盗み聞きしていましたの?」

「君達の声が大きいから聞こえちゃったんだよ」

怒ったナタリアにガイが説明した。

「まあ、未来。

その話は追々しましょう」

「う、うん!」

ジェイドも将来の事を考えていてくれていると分かり

未来は嬉しかった。

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