それでも行きます


未来が人質にとられた。

「待て、ジェイド!

敵はどんなやつがわからないんだ。

マルクト兵を集めてから…」

「それを待っていたら未来が殺されます。

私はそれでも行きます」

ピオニー陛下の説得に

ジェイドはきっぱりと言った。

「無茶すんなよ

いくら俺の懐刀だからって…」

「私はあなたの懐刀であり未来の恋人です。

未来を不安にさせたくありません」

ジェイドはそう言いながら

未来を助けるために歩き始めた。

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