お昼ご飯


「あれ?大佐?」

未来がマルクト軍の食堂で席を探していると

ジェイドが一人で食事をとっていた。

「ああ、未来…」

「大佐がここで食べるのは珍しいですね!」

「ええ。

いつも行くレストランが休みになってしまいまして

久しぶりに来てみたのですよ。

よかったらご一緒にどうですか?」

そう言ってジェイドは目の前の空席を見た。

「喜んで!」

未来はドキドキしながら席に座った。

ジェイドは上官だったがあまり話したことがないが

未来は惹かれていた。

未来は一生懸命面白そうな話をして

ジェイドはうんうんと微笑みながらうなずいて

話を聞いた。

「貴女の話は本当に面白いですね」

「本当ですか?」

褒められて未来はとても喜んだ。

「はい。

よかったら今度の日曜日に

また一緒に食事をしませんか?」

「え?」

「これはデートのお誘いですよ」

にっこりと笑ってジェイドはそう言った。

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