ホワイトデー
ジェイドは自分の家でソファに座りながら
未来にホワイトデーのお返しを渡した。
「なんだろう?」
未来はワクワクしながら包みを開けて
そんな未来も愛しいとジェイドは思った。
「あ、ネックレスだ!」
「ええ。
香水が入るネックレスです。
私の香水を入れておきました」
ジェイドの説明を聞いて
未来はふたを開けて香りを確認した。
「本当だ!
ジェイドといつも一緒にいるみたい」
「いつも寂しい想いをさせて
すみません」
ジェイドは申し訳なくなり
未来を横から抱きしめた。
「ううん。
ジェイドがマルクトにとって大事な人だって
わかっているから。
もちろん私にとってもジェイドは大事だけど」
「貴女は本当に私の心を奪うのが上手ですね」
ジェイドはそう言って
未来に長いキスをした。
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