移り気な君


私の恋人の未来が

ある男性アイドルにはまっている。

楽しそうでいいことだと私は思っていたが

「ジェイドは妬かないの?」

私の家でくつろいでいたら

未来本人からそう聞かれた。

「そうですね。

恋愛の好きとファンの好きは違いますから

気にしていませんよ。

というより…」

急に未来を抱きしめたくなって

ぎゅっと抱きしめた。

「ジェイド?」

「自分でも変だと思いますが

たとえ貴女が浮気をしたとしても

私の所に帰って来てくれたら

許してしまうと思います」

「浮気なんかしないよ」

未来は少し慌てて

珍しく未来からキスをしてくれた。

「未来?」

「私が愛しているのはジェイドだけだよ」

「ええ、信じています」

今度は私からキスをした。

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