第十三話「やっと見つけたピアス」


「未来!」

「ジェイド?」

珍しくジェイドが

急いで帰宅した。

「どうしたの?」

「見つけたのです、やっと…」

そう言って私に見せてくれたのは…

「うそ?!」

地球で一緒にいたときになくした

ピアスと全く同じデザインだった。

「でも『やっと』って

もしかしてずっと探してくれてたの?」

「ええ。

ずっと気になっていましたから」

「ジェイド…」

ジェイドの優しさが嬉しすぎる。

「つけて差し上げますよ」

そう言ってジェイドは

私の耳からジェイドのピアスをとり

新しいピアスをつけてくれた。

「ありがとう、ジェイド。

本当に本当に嬉しいよ」

「よかったです」

私達は微笑みあった。

「でもジェイドのピアスも

お気に入りだな〜」

はずされた赤いピアスを手のひらで

転がしてみる。

このピアスは…



A.大切にしまう
B.新しいのと交互につける


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