第十一話A


「ジェイド…」

コンコンコン

私はジェイドの部屋の扉を

ノックした。

「どうしたのです?未来」

ジェイドはいつも通りに

笑ってくれる。

「私…ジェイドが軍人だって

分かっていたけど

理解してなかったと言うか…」

ジェイドは黙って聞いていた。

「でも!

たとえ明日ジェイドが死ぬとしても

私はジェイドが好きだから!」

「未来…」

ジェイドは私を抱きしめた。

ぎゅうって強い力で。

「ジェイド…傷が!」

「大丈夫です。

それより…こうしていたい」

私達はしばらく抱き合っていた。


【ジェイドの好感度+2】


第十二話へ続く

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