第十話A


「ジェイド!ダメ!!」

私が思わずジェイドに抱きつくと

譜陣は消えた。

「そうおっしゃってくださると

信じてましたよ、未来」

ジェイドはそう言って

私を抱きしめてくれた。

香水のにおいに私は包まれる。

「お前らどこでもいちゃつくよな」

「ジェイドにはかなわないか」

だけど陛下とガイの苦笑した声に

私は我に返った。

もしかしなくても二人が見ているのに

抱き合ってた?!!

「ご、ごめんなさい!」

私は意味もなく謝り

ジェイドから離れようとしたら

「私から離れるのは禁止です」

さらに強く抱きしめられた。

その後、二人にからかわれたのは

言うまでもあるまい。


【ジェイドの好感度+5】


第十一話へ続く

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