第八話「キスは一日三回まで」


朝。

「おはようございます、未来」

「ジェイド!おはよう」

私達は自然にキスをした。

三日前に初めてキスをして

思い出したら恥ずかしいけど

おとといはあんなことをして

今日はもうこんな感じだ。

「私はもう仕事へ行きますが

朝食、作っておきましたからね」

「ありがとう、いってらっしゃい」

「ええ。では…」

ジェイドはそう言うと

顔を急接近してきた。

「な、なに?!」

「今度は貴女から

いってらっしゃいのキスを

いただけませんか?」

しれっとジェイドが言う。

それ、もの凄く恥ずかしいんですが。

「えっと…」

だけど断りたくなくて私は

そっとジェイドにキスをした。

するとジェイドは

私を優しく抱きしめてくれた。


そして、夜。

「そろそろ休みましょうか?」

「うん!そうだね」

ソファでくつろいでいて

そんな会話をした。

「おやすみなさい、未来」

ジェイドはもう一度キスをくれる。

「…」

「どうしたの?ジェイド…」

そして急に黙ったジェイドに

私は不思議になった。

「いえ…キスは一日三回にしなくては

と思いまして」

「え?なんで?」

私は不思議になる。

「でないと

何度でもしてしまいたくなるし

夜は特に危険です。

襲ってしまうかもしれませんから」

「お、襲うって…!」

私の顔は絶対真っ赤だ。

「冗談ですよ、半分は。

ですから三回にしましょうか」

「うーん…」



A.「わかった」
B.「三回じゃ足りないよ」


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