番外編「スパへ行こう!」


ピオニー陛下に頼まれて

ブウサギを捜し

お礼としてスパの会員証を

手に入れた。

早速、ケテルブルクの

スパへと向かう。


「な、なにこれ?!」

しかし用意されていた

ティアと未来の水着は

露出がひどすぎた。

「こんなの

ほとんど裸じゃない!」

「そうですわね。

あとで抗議すべきですわ」

キリッとナタリアが言った。

「未来が抗議できるわけないじゃん」

アニスの言う通り

マルクト軍に所属する未来にとって

ピオニー陛下に

そんなことできるわけがない。

「あら?では私が…」

「い、いいえ。大丈夫よ」

未来は慌てた。

「でもどうするの、未来。

私はスパ専用の水着を

かりようと思うけど…」

「それがいいわね」

未来はティアにうなずいた。

「えー。

大佐が鼻血出しちゃうかもよ?」

「そ、それはないと思うけど…」

もう一度未来が慌てた。


「あれ…

ティアと未来には

もっとすごい水着が

用意されているのかと思ってた」

「すごすぎて

私達には着る勇気がなかったわ」

「そういうこと」

未来は苦笑した。

「でもそのパレオもお似合いですよ」

水着が嫌な未来は

パレオで体を隠したのだ。

「ありがとう、ジェイド」

「パレオガールだね」

「なんだ、それ」

全員がアニスのネーミングに笑った。

【未来はパレオガールの称号を手に入れた】

「でも旦那

本当は未来の水着が見れなくて

がっかりしてるんじゃないか?」

「ガイ。

それ以上しゃべるとお仕置きしますよ?」

本気な顔でジェイドが言った。

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