■☆地震

セイと今夜も同じ布団の中で寝ていた。

すると深夜に地震があった。

「セイ...」

揺れは大きく、セイも目が覚めて

すぐに私を抱きしめてくれた。

「大丈夫だよ、未来」

優しい言葉でセイはそう言って

私にキスをした。

それで私の恐怖は消えた。

「地震、おさまったね」

唇が離れてからセイはそう言って笑った。

この人が好きだと思い知らされたけど

それは幸せなことだった。