第二十一話


「みんな〜!!」

未来が合流すると

シンが妖怪ウォッチを使い

妖怪の力を集めるところだった。

「私は妖怪じゃないけれど…」

未来も念じて力をシンへ送った。

そして集まった力は大きな剣となった。

「くらえ〜!斬無一閃!」

夜叉エンマが遂に空亡を貫いた。

すると雪のような物がチラチラを舞った。

「これって…」

「魂が解放されたんだよ!」

「ってことはイツキが勝ったのね!」

タエの説明に未来は喜んだ。

しかし

「イツキは?あっ!?」

シンが見ると夜叉エンマが川に落ちた。

すると閻魔大王が妖力で

シンの近くまで夜叉エンマを

運んでくれた。

そこで閻魔大王とぬらりは

妖魔界へ帰った。

「イツキ…大丈夫?」

未来もタエもシンも

心配そうに夜叉エンマに声をかけた。

しかしタエの背後から

小さくなった空亡が襲おうとした。

「浄化!」

それを消し去ったのは

「ツ…ツクヨミ様ではないか」

月の女神ツクヨミだった。

しかし次の瞬間

ツクヨミは山姥に姿を変えた。

「全然似てない」

未来は誰にも聞こえないようにつぶやいた。

だが次の瞬間

「え?」

未来は光に包まれた。

それは夜叉エンマから戻の姿に戻った

イツキも同じだった。


to be continued







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