第十七話「夢の続き」


正午過ぎ。

ぬらりは自分のベッドで休んでいた。

ここのところ

仕事が立て込んでおり

仮眠しようと思ったのだ。

そしてまどろんでいく…。


「ぬらり〜いる?」

しばらくすると未来が

ノックをした。

「未来か?入っていいぞ」

ぬらりは手をかざして

霊力で扉を開けた。

「エンマ大王が呼んでて…

あれ?休んでた?」

「いや、構わぬ。

しかし今、君の夢を見ていた」

ぬらりの声には

愛しさがつまっていた。

「本当?!

嬉しいな。

どんな夢だったの?」

恋人の夢に出られて

未来はよろこんだ。

「キスをしようとして

目が覚めてしまった」

そう言ってぬらりは

未来のところまで行き

未来のあごを持ち上げた。

ちゅっ

そんなキスの音がする。

「ぬらり…」

「夢の続きだ」

ぬらりは微笑み

未来は照れた。



to be continued







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